2016/01/20
ミッション: マイナンバーを提出せよ
混乱を招く文書は社会コストである.
職場から,その作業を請け負う会社へ「本人確認証憑
台紙」と「個人番号提供書兼同意書」に記入し,郵送せ
よとの連絡.前者には,本人であることを証明する運転免
許証の類をコピーして貼り付ける.
前者の台紙のタイトルを見た瞬間からいやな予感.
なぜなら,「証憑」という単語を生れてはじめて見たから
である.そんな難しい言葉をここで使う意味があるのかと.
「本人確認書類台紙」とならないものか.
さらにいうと,いっそのこと2つの書類を「書類A」「書類B」
としてもよいのではないか.
この手の文書にいつも心が折れそうになる.今回もいく
つか混乱させられる部分があった.次に一例を挙げる.
「本人確認証憑台紙」に記載されている説明では,
---------------------------------------------
以下のいずれかの方法で本人確認書類をご提出下さ
い.
①写真付き本人確認証憑がある方
説明文略
②上記①のご提供が困難な方
説明文略
③下記の<本人確認書類貼付欄>に本人の確認書類
がコピーされていることをご確認いただき,返信専用
封筒に個人番号提供書兼同意書と同封の上,ご提供
をお願いいたします.
---------------------------------------------
とある.
「いずれかの方法」とうたうのであれば,選択肢は①~
③の3つになるはずである.しかし,③は選択肢ではな
く,注意書きである.
妻にこの手の文書のわかりにくさに対する意見を求めよう
としたら,「そんなこともわからないのか」とバカ扱いされた.
虫の居所が悪ければ,夫婦喧嘩が始まるところだった.