篠原信著
子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法
より
この著者の本を読んだのは2冊目である.
前回は
自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書
であった.
要は「言わずして言う能力」が親や上司に求められ
ているということだ.次の本にも通じる.
佐々木圭一著
伝え方が9割
人間は本来,放っておいてもPDCAをぶん回す生き
物である.赤ん坊が歩けるようになるまでの過程を
見るとそれがいえる.転んでも転んでも,立ち上が
り,微調整して次のチャレンジをする.それは本能
的に備わっている能力なのだろう.
著者は,子どもや部下の中で眠っているその本能的
なものを呼び覚ます手助けをすることを親や上司に
対して推奨している.
なぜなら,人間は年を重ねるにつれていつの間にか
PDCAを回さなくなる,回せなくなるからだ.
先日行った宇都宮の居酒屋のマスターは開店50周年
を迎えた.小生がわざと「(お仕事を)飽きることは
ないですか?」と質問したら,「新メニューをお客さ
んに試して反応が見るのが楽しい」と答えてくれた.
小生も仕事や私生活で同じことをしている.もはや
仕事や私生活で試すことができなくなったら,生き
る意味を失ってしまうだろう.