カラノウ (身体は脳みその乗り物): ソコソコでいいじゃんという考え方

2018/08/30

ソコソコでいいじゃんという考え方

毎日ほぼ3食手製サンドイッチを食べている.もちろん,
スープやサラダ,果物も一緒に.米らしきものはこっち
に来てから一切食べていない.
体重が減っている.おかげでズボンのベルトの穴が1つ
移動した.食欲が湧かないし,慣れない海外生活で
のストレスも関係ある.

今日,フランス人のアントニと先日書いたワインの続編
について話をした.どうも彼とその彼女はフランスからワ
インや食材(フォアグラや果物のコンポートなど)を持ち帰
っているそうだ.彼らも食事の問題を抱えている.

最近小生が買った6ユーロのフランスワイン(Chateau de Jau)
の名前でググったらこんな写真が出てきた.ちょうどよい
肉の焼き加減だと思われる.

大雑把に言って,その"ちょうどよい加減や塩梅"がオラ
ンダにはあまりないような気がする.別に悪いとは思わな
い.誰がやってもソコソコのレベルでできる,を優先した
結果である.
個人の能力に依存し過ぎないということだ.99を100
に近づけるのと,80でいいじゃんというのとの違いである.
炊飯でいうと,高級寿司店ではガス釜で炊く.米のポ
テンシャルをギリギリのところまで追求するのだ.一般に
使われている電気釜では焦げないように一定の余裕を
持たせている.そもそもオランダだと,真空パックに入っ
た米をレンジでチンというイメージに近いだろう.

実に合理的だ.どこやらの国で,申請書に書いた数
字が全角でないので修正しろというのを体験したことが
ある.

システム化とかモジュール化とかを徹底しているからこそ
低コストや高効率が実現できるのだろう.

こちらに来て,研究が邪魔されることがないので,かな
りの高密度の時間を過ごしている.論文修正もあとも
う一息.