カラノウ (身体は脳みその乗り物): プレゼンだん

2017/08/26

プレゼンだん

プレゼンを終わらせた.質問が予想以上に多く,嬉しい反面,応答
に困った.

今回のプレゼン練習は,ベルゲン中心部にある公園の池の周りをグル
グルと歩きながら,セリフをブツブツと唱えた.早朝の冷たい空気が心
地よかった.歩きながらの練習は効果的である.
ユダヤ教徒はトーラー(聖書)を暗唱したり,暗記するときに身体を前
後に揺するそうだ.それに近い.

今回のプレゼンでも,
中山裕木子著
会話もメールも英語は3語で伝わります
が大変役に立った.小生のバイブルの1冊である.

オジさんは長い文章を覚えられない.覚える単語数を抑えつつ,意
味の通じる文章を組み立てる必要がある.この本が推奨しているシ
ンプル英語が役に立つ.要はSVO構造で表現するのだ.

A is greater than B.

A outweighs B.
と変換できる.

例えば,他の参加者から,あなたの共著者の○○さんは今回来な
いのか?という質問に対して,
She/He has a scheduling conflict.
と答えられる.単に「忙しい」と答えるよりも,「本人は悩んだ末の判
断だった」というニュアンスも込められる.

今回は,シンガポールの他,韓国,香港,オランダ,カナダ,デン
マークの研究者と交流した.

カナダの研究者は,この研究分野を計算機科学と結びつけた貢献
者の一人である.世界的に有名な方である.その方の論文は,小
生のジャーナル論文の参考文献に毎回入れている.

交流した中には,小生が現在査読中の論文の著者も含まれる.逆
に,小生の論文の査読者である可能性も高い.人柄を知ると査読
の意欲が湧いてくる.

シンガポールと香港の研究者との雑談では,彼らの担当授業数は年
間を通じて平均2コマとのこと.研究成果が上がらなければ担当授業
が多くなるそうだ.厳しい世界である.

ベルゲンにある某大学にて