カラノウ (身体は脳みその乗り物): A compromise between opposite opinions

2017/02/15

A compromise between opposite opinions

現在修正中の論文の著者は4名である.査読者は3名.
全員の修正意見を聞き入れることは到底無理である.

論文修正は終盤に差し掛かかって(自分でそう思っているだけ
かも?)いるとはいえ,共著者の意見の調整になかなか骨が折
れる.最終的には小生が筆頭著者なので自分で決めればよ
い訳だが...

さて,この類の作業ができるまでには,少なくとも数年に渡っ
て修行しなければならない.小生らはこの作業をすることによ
りバリューを作り出しているといえる.

その作業はまさに「ディープワーク」である.それを遂行するた
めには,その作業を邪魔するものから自分を遠ざけれなけれ
ばならない.メールやLINEの着信音がピンポン鳴りまくる環
境では無理である.

例えばメールの受信について.
カル・ニューポート著「大事なことに集中する」
では次の対応例が紹介されている.
MITの著名な教授のデェフォルトな行動は"返信しない"であ
る.彼らは,送信者は受信者に返信するだけの価値がある
と納得させる義務がある,と信じているそうだ.
彼らを納得させ,彼らに可能な限り返信の手間をかけさせな
いようにできなければ,返事は得られない.