カラノウ (身体は脳みその乗り物): 何にでもなれるよう選択肢を広げる

2016/10/25

何にでもなれるよう選択肢を広げる

昨夜,TVをつけたら,ドバイ在住の元わらべ倉沢淳美
さんのお嬢さんが出ていた.

オーストラリア人の父が娘の将来についてアドバイスする場
面が印象的だった.「将来自分のやりたいことができるよ
う,勉強して選択肢を広げて欲しい」ということを言ってい
た.これはまさに,先日ここに書いた

ハーバード学生の選択肢の話

と同じ考えである.何にでもなれるよう選択肢を広げると
いうこと.

通常,我々凡人は選択肢を広げると何を選んだらよいの
か迷ってしまい,思考停止状態に陥る.さらに,自分の
進むべき道を選べたとしても,先行きの不安によって怖気
づいてしまう.

ここで,山口揚平の次のことばを思い出した.
「現在の若者の不幸は経済的貧困によるのではなく,本
当は主体的に人生を選択する勇気と知識の欠如による
ものである」

つまり,エリートは将来どう転ぶかわからない,しかも膨大
な数の選択肢を目の前にしても,どれを選んだらよいのか
合理的に考えるための知識を持ち,さらに自分が選んだ
道を突き進んでいけるだけの勇気や熱意を持っているとい
うことか.