36年ぶりだろうか,小学校2, 3年生時の担任の先生と電話でお話
ができた.それは先週あった職場の納涼会がきっかけだった.
なぜか一次会からライブハウスだった.小生らは枝豆をつまみに
ビールジョッキを傾ていた.ある先輩教員とテーブル席で真向か
いになった.小生にとっては,そのときがその先輩との初めての
会話だった.
小生:どちらのご出身ですか?
先輩:福岡です.あなたは?
小生:広島の小さな島です.
先輩:実は本籍は広島なのよ.尾道.
小生:まじっすか!
先輩:そう,今は市町村合併で尾道だけど○○町というところ.
小生:(小学校の担任が同じ町の出身で,同じ苗字だったな)
ひょっとして,○○さんはご存知ですか?
先輩:えっ,なぜ○○君を知っているの? いとこよ.
小生:本当ですか!!! 小学2, 3年生のときの担任です.
というやりとりがあり,先輩がその先生の連絡先を教えてくれた.
その先生にとって,小生らのクラスは新任で,しかも初めての担
任だったのだ.本来の担任は体調を崩し,そのピンチヒッターと
して,信号もない離島の小学校に臨時採用された.その後,小生
の実妹の担任もしていただいた.
授業で教わった内容についての記憶は全くない.覚えているのは,
土曜日になるとクラスメンバーは週替わりでドライブに連れて行
ってもらったことだ.小生は先生のクルマを洗車し,ワックスを
かけてあげた.こんなことは都会の小学校ではありえなかっただ
ろう.
小生にとっては,いろんな学校での「先生」との出会いが,その
後の小生の人生に大きく影響を与えたのは間違いない.