肉体労働に関しては,より賢く働くことが生産
性を向上させるうえで重要な鍵である.だが
知識労働に関しては,それが唯一の鍵である.
ピーター・F・ドラッカー著
プロフェッショナルの条件
より
知識労働の生産性の向上を図る場合にまず問うべきこと.
(1) 何が目的か
(2) 何を実現しようとしているか
(3) なぜそれを行うのか
おそらくもっとも効果的に知識労働の生産性を向上させる
方法は,
仕事を定義し直すこと.
特に,行う必要のない仕事をやめること.
どうもこの世の中,本質的でない仕事の量が減らない.形
骸化した,報告会議への出席,書類作成やその関連作
業がそれにあたる.
仕事でミスはつきものである.それを完全に排除するための
作業には膨大な経営資源が必要である.それを経たとして
も,依然としてミスはどこかに存在する.さらにいうと,あるミ
スをなくすためにその部分を修正すると,他の部分に弊害が
出てくることもある.そうなると,その部分を修正しない方が
マシだった,ということにもなる.
ある程度のミスを許容しつつ仕事をするのが賢いのだろう.
ソフトウェア会社は製品を完璧でない状態で世に出す.も
ちろん,製品として出せるレベルに達していることが前提で
ある.お客にはそれを使ってもらいつつ,修正ファイルを提
供し,その都度更新してもらうのが現実的のようだ.
それを容易にしたのはインターネットである.
小生はiPadやiPod touchを使っている.毎日のようにアプ
リの更新を促される.