カラノウ (身体は脳みその乗り物): 戦略論 備忘録

2016/03/04

戦略論 備忘録

戦略策定の肝は,常に同じである.
直面する状況の中から死活的に重要な要素を見つける.
企業であればそこに経営資源,すなわちヒト,モノ,カネそして
行動を集中させる方法を考えることである.

良い戦略,悪い戦略
リチャード・P・ルメルト著

「売り上げ○%up,経常利益△%up」というのは戦略ではな
い.ただの目標である.

木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生ま
れるか
リチャード・E・ニスベット著
によると,

西洋人の考え方のパターンとして,一見複雑に見える問題の中
に「死活的に重要な要素」を見つけ,そこに資源を集中投入し
てレバレッジ(テコの原理)を効かせる.それによって,よくない状
況を好転させることを考える.
一方,東洋人は物事はそんなに単純なものではないと考える.
複雑なものは複雑な塊として受け入れる.どうやって好転させる
かは失念してしまった.

例えばぎっくり腰になったとき.西洋医学では,痛みを発している
部分に電流を流したり,冷やしたりする.
整体では,尾てい骨の上あたりを手のひらで押さえる.それはわ
かるが,さらに両足の薬指を引っ張るのである.