カラノウ (身体は脳みその乗り物): クルマの主治医

2016/02/04

クルマの主治医

車検なのでクルマを預けている.

主治医は一人で修理工場を営んでいる.BMWのマニアのサイ
トでは,部品持込ウェルカムな優良工場として紹介されている.
小生のように,他県から引っ越してきた人からの問い合わせも
多いそうだ.主治医の笑顔からは人柄が滲み出ている.

次から次へと修理の依頼がくるそうで,小生は入庫を2週間待っ
た.

今回は,水周りとブレーキ周りの整備を重点的にお願いした.
車検整備・手続きや今回の作業内容(重要保安部品以外)は
DIYできるが,自分の仕事時間の確保を優先し,プロにお願い
することにした.

整備・修理の種類は次のように2つに分けることができる.
(1)一定期間が経過したら部品交換
(2)壊れてから部品交換

今回の水周りやブレーキ周りの整備は(1)に属する.すぐのすぐ
には壊れないが,一旦走行中に壊れてしまうと道のど真ん中で
立ち往生してしまう.下手すると命を落としかねない.
小生はそんなことに命を張りたくはない.

(1)はスティーブン・R・コヴィーがいうところの,「緊急でないが重
要なこと」に属する.それを怠ると,あるタイミングで一気に「緊
急で重要なこと」の領域に突入してしまう.

前回の整備では,燃料ポンプ,オルタネータ,ブレーキロータを
交換した.

費用を抑えつつ(1)に関係する部品の状態を見ながら,整備
サイクルを検討する必要がある.
巷では,「外車は高い」とこれまで散々言われてきた.確かに
ディーラー車検は高い.でもこれは,道端で立ち往生しないた
めの保険的整備がなされているからである.
ここでいう保険的整備とは,まだ寿命がきていない部品を早め
に交換することを意味する.

目先のお金の節約に偏ってしまうと,(1)の整備をケチることにな
る.結果的に,道端で壊れ,立ち往生してレッカーを呼んだり緊
急修理にかかる費用やら,移動目的を達成できなかったことに
よる機会損失費用を負担するはめになる.

小生の場合は,ここでいう保険的整備の部分を自分で計画し
たりDIYと組み合わせることによって維持費を抑えようという魂胆
である.そのためには,乗っているクルマに関する故障データの収
集・蓄積や修理スキルupは欠かせない.

15年落ち,15.8万km走行.我が家に来て丸9年.まだま
だ乗るぞ.