作家村上龍は時々,小説家を目指す人々からある特定のア
ドバイスを求められるそうです.
「どうやったら小説家になれるのでしょうか?」と.
それに対して,「小説家になりたければ,小説を書けばいいじ
ゃないですか」と答えるそうです.それは全く当たり前のことです.
失敗したとしても,そこから何かしらの学びがあります.始めな
ければ何も始まりません.
我々親は,子どもの失敗による損失コストを低くしようと,子
どもの先回りをして,失敗につながる要因を取り除こうとします.
しかし,それは同時に子どもの成長の機会を奪うことになります.
そこに機会損失コストが発生します.これが見えていない人が
如何に多いか.
その成長の機会というのは,うまくいけば将来,金銭的なもの
に限らず利益をもたらしてくれます.そう考えると,
1) 子どもが失敗するのを避ける(失敗も成功もない)
-->コスト最小化問題
2) 子どもに成長の機会を与える(失敗もあるが成功もある)
-->利益最大化問題 (利益=収入-コスト)
と2つは異なる問題に帰着します.したがって,親が子育てをど
ちらの問題として選択するかが子どもの将来に大きく影響します.
1)の問題では,失敗せず普通にしていれば,ある一定の収入
が得られるという前提があります.しかし,日本経済が成熟期
を迎えた現在,その前提がぐらついているのも確かです.
ここにえらそうなことを書いていますが,私自身手さぐり状態です :)
後援会総会の仕事が終わったのでキャラバン隊は解散.空港
のスカイラウンジで仕事しつつこれを書いています.
保安検査場では,行も帰りも靴が引っかかりました.底に打
っている金属製の釘が反応したのでしょう.