「到着時間を守りたかったら,早く出発しろ!!!」
先日,広島から転居先である静岡までクルマを運転してみて,あ
らためて上の言葉について考えさせられました.
妻にいつも「グズグズな奴」と呼ばれている私には痛い言葉です.
人やモノの移動を点と線からできたネットワークにたとえると,出
発地や到着地,中継地は「点」,道路や空路,航路,線路は「線」
になります.
今回,あらためて「点」における時間管理に大きな問題が潜んで
いることに気がつきました.
グズな私は,いつも出発に手間取って出発時間を遅らせているそ
うです(妻曰く).
クルマでの移動であれば通常,遅れた時間を取り戻すために,
我々はクルマの速度を上げ,「線」の部分で対応しようとします.
しかし,下で説明するように遅れることこそ避けなければならない
ことなのです.
[移動計画 目的のICまでの距離80km,運転時間60分の場合]友人と乗り合わせて,高速道路を使ってどこかへ出かけるケースを
考えます.あるICから平均時速80km/hで走れば,60分で目的のIC
に到着します.
しかし誰かが集合時間に遅刻すると,出発が遅くなった分,速くクル
マを走らせなければなりません.
下のグラフでいうと,横軸0より右側がそれにあたります.左側は
みんながそろうのが早かったため,出発時間を早めたケースと考
えて下さい.縦軸は,遅刻した時間に対して求められるクルマの平
均速度です.
10分の遅刻では96km/h,20分の遅刻となれば120km/hも速度を
出さなければなりません.さらに注目したいのは,横軸で0分-->10分と
10分-->20分の間では,同じ間隔でも後者の方が増える割合が大き
いのです.
もちろん,違法な速度域なのは明かですが,運転速度が上がるに
つれて危険度は高くなりますし,ストレスも増え,燃料消費も急激に
増えます.いいことはまるでありません.
逆に,早めに出発できれば,途中のSAでトイレ休憩やお土産物も
買うことができますね.
ビジネス書にも「ホテルのチェックアウトでもたつく奴はいい仕事が
できない」と書かれています.
我々には「点」での時間管理が問われています.
