カラノウ (身体は脳みその乗り物): 勝負と育成

2020/11/04

勝負と育成

最近,息子のサッカーの新人戦があった.
彼らは地区優勝した.来月は県大会.

勝って当たり前,と言われるハイプレッシ
ャーの状況下でよくやった.

同学年で3チームできるほどの部員数がい
て,専任コーチがいて,立派な人工芝のグ
ラウンドがある.恵まれた環境である.

激しいポジション争い,週6での練習・試
合,真冬の雨天でも容赦なく練習がある.
上述のように,恵まれた環境ではあるもの
の,厳しい環境でやっているのも確かだ.

レギュラーメンバーだけ試合に出れば勝て
る.しかし,彼のチームでは途中からサブ
メンバーを積極的に投入する.その結果,
時には対戦相手にギリギリの点数差まで詰
められることもある.

単に目先の白星だけを求めていると,他が
育たない.さらに,レギュラーが怪我した
時,そのポジションは手薄になる.

試合中の指導者は,勝負と育成の両方に関
する意思決定を同時に行っているわけだ.