懸案だったプレゼンはもとよりディナー(英語での雑
談が難しい)を難なく終え,帰国した.
シンガポールはもちろん暑かったが,日本の暑さの方
が厳しい.シンガポールは日本よりも1割程涼しいと
感じた.湿度が若干低い.
アリの襲来が凄かった.日本のアリよりも二回り程小
柄である.小生の大好物である"Kaya toast"を一晩,
ドアノブにかけていたら翌朝には袋の中でうじゃうじ
ゃ状態だった.彼らの生命力には感心させられた.
帰国後,新幹線での移動中に曲「大きな玉ねぎの下
で」のボーカルとギターのお二人と同じ車両だった.
某市でのライブのための移動中だったと思われる.
その時,ボーカルの方はサングラスをかけていなか
った.
さて今回,シンガポールを代表する大学への出張だ
った.シンガポールの教育研究環境について2つの
ことが印象的だった.
1) お金の突っ込み方が半端ない
研究者に対して,最高の環境を提供してやるので,
国際的な成果をバンバン出してくれ,という国の意
図が明確に伝わってきた.
2) 中国人のPhD学生やポスドクが増えた
小生が会話した中国人PhD学生は皆,奨学金をゲッ
トしていた.〇〇研究センターが複数立ち上がって
いて,彼らは通常,そこで研究活動をしている.
ポスドクがPhD学生に対して日々の指導をしている.
これはオランダの大学でも同じ光景である.
あるセンターのリーダーを務める友人が,彼の研究
室を案内してくれた.小生の研究分野で研究に必要
なモノはほぼすべてPCの中に入れられるので,PC
が乗ったデスクがずらっと並んでいるだけ.
デスクは30個程あった.ということは,研究者一人
当たり1年間で論文を1篇掲載するとすると...怖い計
算になる.
リーダーはもはや自身で研究することはほとんどな
いそう.お金をもらってきて,管理することが主な
仕事であるとのこと.
ディナー前にパシャリ