カラノウ (身体は脳みその乗り物): ことばの濃度

2019/04/25

ことばの濃度

ことばには濃度がある.

例えば,小説であると文章のところどころを読み飛
ばしてもストーリーはつかめる.一方,試験問題の
文章にはそれが通用しないことが多い.息子の中学
受験の勉強でそれをたびたび目にした.算数の問題
であっても国語力が要求されるのだ.

それらに使用されることばを濃度の高低で分類する
と,前者は濃度の低いことば,後者は濃度の高いこ
とばとなる.

さて小生は商売柄,数式やプログラムコードを日常
的に扱う.それらは濃度の高いことばに分類される.
なぜなら,プログラムコードの記号を1つ間違った
だけで,コンピュータはとんでもない計算結果を返
してくれるからだ.
まずいことに,文法的に間違いがない場合は,さら
に困った事態に陥る.実行してもエラーを返してく
れないので,どこがまずい箇所なのかがわからない.
最近の小生はそれの対応に時間をとられたのである.
具体的には,本来は">="としなければならないと
ころを"="としてしまったがために,貴重な1週間
を浪費してしまったのだ.悔しい.もし,手元に斧
があったなら,モニタが真っ二つになっていたかも
しれない.でも,コンピュータは悪くない.小生の
指示の仕方が悪いのだ.