息子が中学に入学した.彼は入学前からサッカー部
の練習に参加しているので,すでに知り合いが20人
以上いる.中には,過去に対戦して息子がファール
をして泣かした男子も含まれる.
そんな息子が幼稚園の時のことを思い出した.彼は
レゴ遊びに熱中するあまり,おしっこ漏らしの常習
犯だったときの話.
親が「おしっこ行こうか」と言っても,まったく聞
き入れない状態.そこで発想を変え,「よっしゃ,
パパとトイレまで競走だ.ヨーイドン!」とやる.
息子はドヤ顔をして自らトイレに行き,おしっこを
するのである.つまり,彼にとってはトイレでおし
っこ問題から,父親とトイレまでかけっこ問題にす
り替わったのである.
篠原信著
思考の枠組みをずらす
に出てくるエピソードに近い.内容に共感する.
これから彼は多感な年頃になる.親子でまともにぶ
つかっていてはお互いが壊れる.彼を追い詰めず,
気持ちよく反発してもらうために思考で対応したい.