カラノウ (身体は脳みその乗り物): 朝ラン再開 & 意志力

2018/07/05

朝ラン再開 & 意志力

今朝,10日ぶりに走った.膝痛からの復帰なので
恐る恐るである.


意志力は「やるべきことができなかった」時にも減る
そうだ.

佐々木典士著
ぼくたちは習慣で、できている。
より

自分を評価づける重要な仕事には,それに関係す
るいくつかの作業を習慣化することが求められる.な
ぜなら,その類の仕事は「急がないが重要な取り組
み」によって達成されるからである.
その習慣化を実現するためには意志力が必要であ
る.したがって,我々には如何に意志力を維持で
きるかが問われている.
例えば,海外ジャーナル論文は通常,締め切りが
ないので,自分で締め切りを設定する.意志力が
ないといつまでたっても書き上げられない.

意志力は,何かの行動によっても減るが,むしろ,
やるべきことができなかった時の方が大きく減るので
はないだろうか.真面目な人は,自分で「これをや
るぞ」と決めて,それができなかったときに自己嫌悪
に陥る.

その気持ちを埋め合わせるために,自己欺瞞,
つまり,自分の良心や本心に反しているのを心の
どこかで知りながらも,事実を湾曲し,自己正当
化してしまう
のだ.場合によっては,アルコールや
糖分の力を借りて,自己欺瞞から逃れようとする.

それに対して,「これをやるぞ」の「これ」というゴー
ルの手前にいくつかの小さなマイルストーンを設け
ておくとよいそうだ.
ゴールまでの道のりにおいて,その日にいくつかの
マイルストーンにしかたどり着けなかったとしても,
少なくともそれは確実に自分が前進したことにな
るのだ.それはそれで意志力を減らさずに済むの
ではないか.

どこかで「前に進んでいるぜ」感が得られれば,意
志力を維持でき,作業を習慣化できる.その結
果,自分が求める収穫が得られるというわけだ.

今週は意志力を発揮して,来月初めに締め切り
の原稿を書き終えることができた.

朝ランは小生にとって意志力を維持するためのトレ
ーニングとなる.ナイキの無料アプリを使ってランニ
ングのデータを記録している.
それによって,「走る」ことから「ランニングのデータを
収集する」ことに行動の意味を転換することができ
る.たとえタイムはよくなくとも,ランニングを始めて
から何回目のランなのかがわかり,「前に進んでる
ぜ」感が得られるのだ.