「大学生になった私はカスタマーサービスのアルバイトを始め
た.時給は9ドル.1時間=9ドルと考えるのはたやすいが,
私はそれよりも大事なことに気がついていた.問題は,時
間とお金ではなく,時間と成果の関係なのだ」
グレッグ・マキューン著
エッセンシャル思考
より
そこで著者は何をしたのだろうか?
解約するつもりの顧客を引き止めることに力を注いだのだ.
そうすれば,自分の立場でもっとも大きく会社に貢献できる
はずだ,と考えた.
やがて,著者が担当する顧客の解約率はゼロになった.
その見返りに報酬は増え,会社に貢献できたそうだ.
要は,指示待ち君とは真逆の仕事の仕方である.
こんな話を職場の上司や先輩に言われても素直になれな
い人は少なくないだろう.その意味で,この類の話は自ら
本を読んで自分の内側で"じんわり"と感じた方が健全であ
る."じんわり"ではなく"ガツン"が正しいか.
読書は素晴らしい.
この本を読むのはこれで5回目.
同じ時間を費やすとして,自分は何に取り組むべきだろう
か.いつも自問自答したい.